NFT(Non-Fungible Token)を盗難から守るもっとも安全な方法を紹介します。
それはハードウェアウォレットです。
NFTが何なのかわからない方や、購入方法についての確認したい方はこちらで解説しております。
ハードウェアウォレットはネットワークから物理的に遮断された状態でNFTなどの暗号資産を保管することができるデバイスです。
NFTや仮想通貨を利用している方は持っておきたいデバイスになります。
2023.2現在、オススメは「Ledger Nano S Plus」です。
この記事ではハードウェアウオレットについて解説していきます。
ハードウェアウォレットが安全な保管方法である理由
- 資産を分散管理できる
- ハッカーから秘密鍵を守ることができる
①資産を分散管理できる
twitterを見ていると日々高額なNFTが盗まれたとの報告が上がっています。
中には数十万や数百万もの価値のあるNFTが盗まれた人もいます。
NFTは、最先端の技術を使った世界であり、利用者も少なくまだ発展途上の段階。
詐欺も多く、twitterでの偽mintサイトに誘導される例も少なくありません。
この記事を読んでいる皆さんは、NFTを買うために仮想通貨の一つであるイーサリアム(ETH)を購入して、
メタマスクでウォレット(仮想通貨のお財布)を作成して、やっとのことでNFTを手に入れた方も少なくないと思います。(NFTの購入方法に関する記事はこちら。)
そんな苦労をして手に入れたNFTを詐欺で盗まれたらたまりませんね。
詐欺に合うリスクを減らしていく必要があります。
ウォレットを分ける。
ハードウェアウォレットを使用すれば、
NFTを分散管理できるので、被害を抑えることができます。
まず、被害を抑えるために代表的な対策は「ウォレットを分ける」ことがあげられます。
例えば、購入用に使用するのウォレットと保管用に使用するのウォレットに分けるだけで、
リスクは格段に下がります。
もし詐欺サイトに引っ掛かることがあっても、購入用のウォレット内のNFTが盗まれるだけで、
保管用のウォレットは安全だからです。
購入したNFTは保管用ウォレットに入れておき、新規でNFTを購入する際は
購入用のウォレットを使用するようにしましょう。
これでもし詐欺に引っかかった際も被害を最小限に抑えることができます。
詐欺に引っかからないための対策は、twitterの設定を変えるなどの方法もあり、
複数の対策をしておくことが重要です。
詳しくは、下記のブログからも参照してみてください。
また、ウォレットの分け方にもいくつか方法があります。
ハードウェアウォレットの使用するのがオススメではありますが、
なくてもウォレットを分ける方法はありますので、
盗難のリスクを下げるためにも必ずウォレットは分けておきましょう。
1 | ブラウザ上で分ける | セキュリティ 中 |
2 | パソコン上で分ける | セキュリティ 高 |
3 | ハードウェアウォレットを使用する | セキュリティ 高 |
1.ブラウザ上で分ける
Googlechromeで新しいアカウントを作成し、
そこでウォレットを作成します。
注意としては、メタマスク内で新しいアカウントを作成するのではなく、
Googlechrome上で新しくアカウントを作り、ブラウザ上でウォレットを分けるのが大事です。
これだけでもかなり効果はあります。
ウォレットの分け方はこちらの記事を参照ください。
2.パソコン上で分ける
パソコンを2台持っている方は、
こちらの方法をオススメします。
もう使っていない少し古いパソコンなどがあれば、
そこで新しくウォレットを作っておきましょう。
そして必ずどちらかのウォレットを保管用としておき、
必ず購入時には使用しないようにしておきましょう。
3.ハードウェアウォレットを使う
いやいや、パソコン2台も持ってませんよ。
って方はここでハードウェアウォレットの登場です。
「保管用」のウォレットとしてハードウェアウォレットを使用するのがオススメです。
ハードウェアウォレットはパソコンに繋がらない限り、
物理的にネットワークから遮断されている状態なので、
NFTが盗まれることがありません。
詳細は次の項「②ハッカーから秘密鍵を守ることができる」にて説明します。
②ハッカーから秘密鍵を守ることができる
ハードウェアウォレットにはNFTや仮想通貨が保管されているわけではありません。
では何が保管されているのか?
実は「秘密鍵」が保管されています。
基本的には「秘密鍵」は誰にも教えてはいけないものであり、
これが知られると資産(NFTや仮想通貨)が簡単に盗まれてしまう恐れがあります。
ハードウェアウォレットを使用するとネットワークから物理的に遮断された状態で暗号資産を保管することができるので、ハッカーからの被害を受けることはありません。
ハードウェアウォレットは「コールドウォレット」と呼ばれており、「ホットウォレット」よりも安全な管理方法のとなります。
「ホットウォレット」 | インターネットに接続された状態のウォレットのこと。 |
「コールドウォレット」 | インターネットから物理的に切り離された状態にあるウォレット。 |
オススメは「Ledger Nano S Plus」
ハードウェアウォレットで国内で一番人気で安心なのはLedger Live社が出しているものになります。
私もここのメーカーのものを使用していますし、多くのNFTコレクターが使用しているメーカーになります。
初心者のオススメは一番安いLedger Nano S PLUSですが、Bluetooth機能が欲しければLedger Nano X。
最新機種が欲しければLedger Staxを選べば良いと思います。
ちなみに私は一番安い「Ledger Nano S PLUS」を使用していますが、特に機能面で困ったことはありません。
品名 | 価格 | 特徴 |
Ledger Stax | ¥39,997 | カード型の最新機種/長持ちバッテリー搭載 /Bluetoothあり |
Ledger Nano X | ¥23,999 | モバイルバッテリー搭載 /Bluetoothあり |
Ledger Nano S PLUS | ¥12,499 | Bluetoothなし |
購入の際の注意点
購入時に重要な注意点があります。
それは「アマゾンやメルカリで購入してはいけない」ということです。
誰かが一度購入し、ウィルスを仕込んでから売ることもできますので、中古品はとても危険なのです。
必ず日本の直売店から新品を購入しましょう。
日本直売店のサイトはこちら 。
まとめ
詐欺からNFTなどの暗号資産を守るにはウォレットを分けることが必須です。
特にハードウェアウォレットの使用を推奨します。
ハードウェアウォレットはコールドウォレットと呼ばれており、
インターネットから物理的に切り離された状態にあるウォレットであり、
最も安全な管理方法の一つと言われています。
ハードウェアウォレットは購入用としては使用せずに、保管用ウォレットとして使用しましょう。
オススメは「Ledger Nano S PLUS」です。
メルカリやアマゾンなどで中古品は絶対に購入せずに、必ず新品を日本直売店から購入しましょう。
NFTの世界はWeb3の分野であるがゆえに、資産が盗まれても基本的に企業が保証してくれることはありません。
自己責任が伴う分野ですので、自分の資産は自分で守るように充分に対策しておきましょう。